<プレオへの取り付け説明書>
bun-002(2001.10.03) ────────────────────中川様の作成文書です。

1.はじめに
基本的な部分は、八木澤望氏の作成した「アンサーバックユニットの取りつけ方法」に従ってください。この説明書では、八木澤氏の「取りつけ方法」の順番にそって、スバル・プレオのキーレスエントリー付き車への取り付けを説明しています。

2.取り付け説明
1)リレーの取り付け…画像1参照
@ まずは、プレオのインパネロアカバー(右の小物入れがある部分の少し左側の部分のカバーで、樹脂のビスクリップと金属クリップで止まっています)と、コラムカバー(ハンドルが付いている部分の上下2分割のカバーで、プラスのビスで固定されていて、上下の分割部はツメで引っかかっています)を外します。
すると、ハザードスイッチにつながっている13極黒のカプラ(13個の端子がささる黒色の配線コネクターです)が見つかります。
A そのカプラから、常時電源につながっている白線と、各ウインカーランプにつながっている赤黄線(赤い線に黄色のストライプ)と緑赤線(緑の線に赤いストライプ)を見つけます。
13極黒のカプラを外した方が、作業がやりやすいと思います。
見つかりましたら、八木澤望氏の「取りつけ方法」1.リレーの取付に従って、リレーの赤線をプレオの白線に、リレーの白線をプレオの赤黄線、緑赤線に、それぞれ青のワンタッチカプラ(市販品でエレクトロタップとも言う)を使って結線します。
B その他、点灯確認などは、八木澤望氏の「取りつけ方法」に従ってください。

2)アンサーバックユニット本体の取り付け…画像2参照
@ まずは、車体のキーレスエントリーコントロールユニットを探します。インパネ右下のフードを開けるときに引っぱるレバーの裏奥あたりにあります。キーレスで開錠施錠しながら覗き込めば、カチカチ音がしているのですぐ分かると思います。
すると、そのユニットに10極白のカプラがささっていて、その線の中から常時電源につながっている白線を見つけます。やはり、10極白のカプラをユニットから外した方が、作業がやりやすいと思います。
A 見つかりましたら、八木澤望氏の「取りつけ方法」2.ユニット本体の取付に従って、ユニットの赤線をプレオの白線に、赤のワンタッチカプラ(市販品でエレクトロタップとも言う)を使って結線します。
B 次は、18極白のカプラ(リアハーネスとフロントハーネスをつなぐカプラ)を探します。先ほどの、キーレスユニットの近くの更に奥の方にあります。このカプラの片側はフロアーマットの下から出てきています。
見つかったら、18極白カプラの線の中から、フロント右のドアロックモーターにつながっている緑黄線と緑白線を見つけます。やはり、18極白のカプラを外した方が、作業がやりやすいと思います。(その際、一緒に線が束なっているもう少し小さいカプラも外せば、18極白カプラが手前に引き出せます)
C 見つかりましたら、八木澤望氏の「取りつけ方法」2.ユニット本体の取付に従って、ユニットの緑線をプレオの緑黄線に、ユニットの青線をプレオの緑白線に、それぞれ赤のワンタッチカプラ(市販品でエレクトロタップとも言う)を使って結線します。
D あとは、ユニットの黄線と、1)で取りつけたリレーの黄線を結線します。
E 最後にオレンジ線を、八木澤望氏の「取り付け方法」に従って、自分の選択したい方法で結線すれば完了です。ちなみに車体アースにつなぐのがいちばん簡単です。イグニッションキーがささっている時に、ハザードが点滅しないようにする場合は、別に通常時閉(NC)タイプのリレーが必要になります。(私はこうやっています)
ちなみに、パーキングに連動させる方法も比較的簡単ですが、私はブレーキを左足で操作する為、パーキングを踏み忘れる事が時々あり、あえてやっていません。
F アンサーバックユニット本体は、適当なところにビニールテープで巻きつければ、簡単に固定できると思います。ちなみに、線が届くようであれば、車両のヒューズボックス奥で、アクセルペダルの上方にあるユニットの側面に両面テープで固定しておいてもいいと思います。(私はこうやっています)

3)その他
@ 線の色は良く確認してください。似たような色の線が多くあるので間違いやすいです。また、今のところ、プレオのA,B,C型各年式で、線の色は変わっていないと思いますが、不安な場合は、ディーラーに問い合わせてください。
A 線が見つかって、ちゃんとつないだのに作動しない場合は、ワンタッチカプラ(市販のエレクトロタップ)の接触不良が考えられますので、その部分を一度外すなどして点検してみてください。
B オフディレイルームランプ付き車の方へ
アンサーバック作動時に、ルームランプも連動させると夜間は便利です。ただ、施錠時にも点いてしまいますが… 興味のある方は、やってみてください。逆流防止ダイオードと配線などがあれば簡単に出来ます。(ドアスイッチのルームランプ側の線と、アンサーバックユニットの黄線を、逆流防止ダイオードをかまして結線する)

※あなたのプレオが、キーレスによって「ピカ・ピカ」したときの感動は、きっとすばらしいものがあると思います。がんばって下さい。
以上

画像1

画像2