マスタースイッチからロック線・アンロック線を取り出す方法
(ADP01の取り付け方法)


マスタースイッチとは、運転席ドアに付いている、集中ドアロックスイッチや
パワーウィンドウスイッチなどが集まっているユニットのことです。


対象車種
●ウィッシュ(E10系)
●プレミオ(T240系)
●アリオン(T240系)
●カルディナ(T240系)
●オーパ(T10系) ※(H14.6〜)


ADP01を用意します。


マスタースイッチの矢印部のネジ3本を外す。
外周部の爪を外して分解する


内部の回路基板を取り出す。
※静電気に注意しましょう。「パチッ」と放電するとICが壊れます。


赤い丸印のところが信号の取り出し位置です。


拡大写真(その1)


拡大写真(その2)


細い緑線と青線を半田付けします。


細い赤線と白線も半田付けします。


赤線の接続先には、黒い部品(ツェナーダイオード)が搭載されている場合もあります。


4ヶ所の半田付けができたら、ADP01の基板を、黒いリレーの上に貼り付けます。
ADP01の基板裏面には両面テープが付いています。


太い緑線と青線を隙間を通しながら外装ケースを組み立てて終了です。


●動作テスト
マスタースイッチに車両のハーネスを接続し、取り出した緑線をボディーアースに接触させてみます。
これでロック動作すれば正常です。
同様に青線をアースしてアンロックすれば正常です。


取り出したロック線(緑)とアンロック線(青)は、車速感応ドアロックユニットの緑線と青線に接続します。



マスタースイッチの改造を有料(1,800円)にて承ります。
詳しくはメールにてご相談ください。


※写真では半田付け部分が大きく見えますが、実際にはかなり小さいです。
電子部品の半田付け経験が無いかたにとっては、かなり難しい作業です。
実際に回路を壊してしまうかたが多いのでご注意ください。
少しでも不安がある場合は、私に作業依頼してください。(私の手元に届き次第、最優先で作業します)
マスタースイッチを外しても車は走行可能です。ドアロックすることも可能です。