マスタースイッチからロック線・アンロック線を取り出す方法


マスタースイッチとは、運転席ドアに付いている、集中ドアロックスイッチや
パワーウィンドウスイッチなどが集まっているユニットのことです。


対象車種
●アルファード(H10W系) ※ハイブリッド車も同じです
●ランドクルーザープラド(J120系)
●ハイラックスサーフ(N210系)


矢印部のネジ3本を外す。
外周部の爪を外して分解する


内部の回路基板を取り出す。
赤い丸印のところが信号の取り出し位置です。
R21の赤丸は2つのランドがありますが、ここは元々つながっているパターンです。
※静電気に注意しましょう。「パチッ」と放電するとICが壊れます。

アルファード・ランドクルーザープラドの場合

ハイラックスサーフの場合


R21(ロック信号)に緑線を、R22(アンロック信号)に青線を半田付けします。
R22に熱を加えすぎるとパターン剥離が発生します。→修理可能です!
(加熱時間は1秒以内にしてください)
このコードは途中で太さを変えています。
先端だけ細いコードで、途中から太いコードにつないでいます。

アルファード・ランドクルーザープラドの場合

ハイラックスサーフの場合


緑線と青線を写真のように電解コンデンサに1周巻き付けます。
リレー(黒い箱状)にタイラップを巻き付けるとコードが浮き上がらずに固定できます。
こうすることで、引っぱりに対して強くなります。


マスタースイッチを組み立てなおす。


取り出したロック線(緑)とアンロック線(青)は、車速感応ドアロックユニットの緑線と青線に接続します。



マスタースイッチの改造を有料(1,800円)にて承ります。
詳しくはメールにてご相談ください。


※写真では半田付け部分が大きく見えますが、実際にはかなり小さいです。
電子部品の半田付け経験が無いかたにとっては、かなり難しい作業です。
実際に回路を壊してしまうかたが多いのでご注意ください。
少しでも不安がある場合は、私に作業依頼してください。(私の手元に届き次第、最優先で作業します)
マスタースイッチを外しても車は走行可能です。ドアロックすることも可能です。